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【読書メーター】2018年10月度のまとめ

▼おはようございます。11月になりました。今月もよろしくお願いいたします。

▼10月度の読了分が、読書メーターでまとまりましたので、以下に掲げておきます。先月は出だし好調だったものの、半ば以降失速してしまいました。残念。

 

10月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1664
ナイス数:667

13歳、「私」をなくした私 性暴力と生きることのリアル13歳、「私」をなくした私 性暴力と生きることのリアル感想
【1回目】性暴力のサバイバーである筆者が自身の経験を綴ったもの。サバイバーとは「それを生き延びた」人のことと考えていただいてよい。性暴力・性被害が深刻なトラウマとなって、その後の人生に影を落とすことについて、想像力をどれほど働かせても、ついには「理解」には到達できないだろうという気持ちにさせられる。しかし当事者を孤立させてはならない。当事者が、世界と人間と自分自身への信頼を回復させるのには、どうしても支援が必要だ。この本は、声をあげられない当事者やその近親者に読まれてほしいと思った。回復は可能だから。
読了日:10月01日 著者:山本潤


反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)感想
【1回目】本著が刊行されたのは2008年である。10年を経て、未だに読み継がれているというのは、この貧困という問題を取り巻く状況が何ら変わっていないということである。残念ながら、データを新しくして「第二版」を期待せざるを得ないような状況が続いているのだ。この問題は見えにくい。なぜなら「見ようとしない」からだ。この社会と国をどうしていきたいのかが問われている。それは一人ひとりの問題であって、貧困について「問題」として取り組んでいる人だけのものではない。想像力を賭けた戦いであると考えたい。
読了日:10月05日 著者:湯浅 誠


カウンセリングを語る(上) (講談社+α文庫)カウンセリングを語る(上) (講談社+α文庫)感想
【1回目】四天王寺主催のカウンセリング研修講座における講演を再編して1985年に発刊。99年に文庫化されたもの。上下二分冊。河合は、ユング箱庭療法の担い手として知られているが、この本ではカール・ロジャーズを基本としていると考えてもよい。これは少し意外であった。また、研修講座だけあって、初学者やカウンセリングを志す、あるいは必要としている教師などに向けられている。いささか古さを感じさせなくもないが、それは腑分けして読めばいい。産湯ごと流してしまうのはもったいない。感想になってないので、ブログを書く予定。
読了日:10月08日 著者:河合 隼雄


健康で文化的な最低限度の生活 2 (ビッグコミックス)健康で文化的な最低限度の生活 2 (ビッグコミックス)感想
【1回目】1巻めを「無料お試し」で読んだのがきっかけで、その続きを読み始めた。第2巻では、債務整理ができた「担当ケース」がある一方、子女がアルバイトをしていたと申告していなかったことで「不正受給」扱いとせざるを得ないケースが出てくる。続きは読みたいが、重いテーマである。主人公のワーカー・えみるの成長譚であるのだろうが、担当ケースがそれぞれに光を見いだしていってほしいと思う。そのあたりのさじ加減は難しいだろうなあ・・・。
読了日:10月08日 著者:柏木 ハルコ


カウンセリングを語る(下) (講談社+α文庫)カウンセリングを語る(下) (講談社+α文庫)感想
【1回目】上巻に続けて読んだ。上下とも、1985年刊行という背景もあってか、校内暴力・家庭内暴力不登校などを「治す」対象として扱っているところに、やや古さを感じさせる。そう言えば、その問題はどう取り扱われているのだろう。下巻もするすると読んでしまった。人間「である」ことの不可思議さに畏敬の念をもつことは大切だと言っている気がする。そこがあって、「変わる」ということがいかに凄まじいものであるのかについて思いを馳せることができる。カウンセリングの限界を意識し、人間への洞察を深めることが大切だと説いている。
読了日:10月11日 著者:河合 隼雄


愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)感想
【1回目】とあるTwitter投稿を読んで、この「愛着障害」というものが自分もあてはまるのではないかと思い立って購入。巻末の診断テストでは「愛着不安」スタイル、次いで」「愛着回避」を示していた。本書では、その症状について詳細にカテゴリー分けが施されている。しかしそれより重要なのは、それが抱える「生き難さ」であり、そこからの回復のプロセスを提起することであろう。そこに至るまでには紙幅がかかったが、終章でようやく課題が果たされた感がある。途中挫折しかかったが、読み終えることができてよかったと思う。
読了日:10月18日 著者:岡田 尊司


モンゴメリ『赤毛のアン』 2018年10月 (100分 de 名著)モンゴメリ『赤毛のアン』 2018年10月 (100分 de 名著)感想
【1回め】茂木健一郎さんによるEテレの番組テキスト。原作は大昔にアニメで見、その後に村岡花子さん訳の新潮文庫版で読んだ。現在、講談社文庫の完訳版に取り組んでいる。やはり、「成長譚」は読んでいて気持ちがよい。マシュウは亡くなってしまうが、登場人物はそれぞれに幸福をつかんでいく。茂木さんによる解説(特に「脳科学」的な補足)は不要と感じてしまうほど原作は魅力的であると痛感させられる読書だった。
読了日:10月28日 著者: 

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▼今回は以上とさせていただきます。ご覧いただき、ありがとうございました。