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【今週の収穫から】池上彰特別授業『君たちはどう生きるか』

▼昨年末から「今週の収穫」として、読書や音楽鑑賞の中から何件かピックアップしてご紹介するようにしてみた。今回はその2回目である。今回は池上彰特別授業『君たちはどう生きるか』(NHK出版)を取り上げることとしたい。

池上彰特別授業『君たちはどう生きるか』 

 

▼正式な書名は、おそらく『別冊NHK100分de名著 読書の学校 池上彰特別授業『君たちはどう生きるか』』だろうと思う。年末に読んだ若松英輔さんの『自分の感受性くらい』との同一シリーズからの1冊である。

▼書名が表しているように、池上彰さんが吉野源三郎の「ベストセラー」である『君たちはどう生きるか』について、中学生に対して講じたものである。以下、マーキングした部分を4か所ピックアップしてみる。

1)議論をするときは、いつのことを指して「昔」「いま」「かつて」「最近」といっているのか、明確にしたうえで発言し、そこが曖昧な発言に対しては、きちんと確認する必要があります。

2)みんな」そう言っている、「世界中で」こうなっている、という説明では、印象論から抜け出すことはできません。

3)アメリカは現在進行形で戦争をしているのです。

4)ただ、生まれながらにオンリーワンだと言いましたが、それは決して〝いまのまま〟でよいという意味ではありません。よく生きるには、努力が必要です。そして、将来どう生きるかの土台となる部分を、みなさんは、まさにいまつくっているのです。

▼なかなかできることではないと思うが、1)については情緒的な「何となく」「このくらい」という姿勢を廃して、より議論の内容を精密にする必要があるという指摘だろうと思う。

▼それは2)についても同様で、「誰が」「いつ」「どのような立場で」「何を」語ったのか、そうなっているのかを明確にせよということで、さすがジャーナリストと思わせるものであった。

▼3)については、現実の多面性をリアルに捉えるということが大切と言っているのだと思う。

▼4)。オンリーワンとして輝くためには、よく生きること、その努力が必要と述べている。

▼総じては、優等生的な読みだなあとスルスルと読んでしまったことを反省している。あと1冊、 

君たちはどう生きるかの哲学 (幻冬舎新書)

君たちはどう生きるかの哲学 (幻冬舎新書)

 

 

というのがKindleに眠っているので、これも読んでおきたいと思った。

▼今回は以上です。お読みいただき、ありがとうございました。