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【読書会レポート】第33回『池上彰の憲法入門』講読(2019年6月29日)

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▼こんにちは、すたんど(@stand_00)です。今回のエントリーは、2019年6月29日に行った『池上彰憲法入門』講読の回についてのご報告をいたします。

▼今回から、第五土曜日に、人文学(歴史、哲学等)、社会科学(法学、経済学、社会学等)について、入門となるような題材を選んでテキスト講読を行うこととしました。今年は、あと8月と11月が該当します。

▼参加人数は、聞き専を含めて8名でした。

会の進行

▼会の進行は、主として

・自己紹介(読書以外の趣味、この24時間内にあった「よかったこと」)

・テキスト内容の報告

・参加者からの「全体の印象」についての報告

・スケジュールの確認

を行いました。

 

報告の主な内容

▼主催者からの報告として、主として以下の点について報告があった。

憲法立憲主義について

憲法とは、「どんな社会を目指すのか」という理念を書き込んだもの。

▼法律は国民が守るものであり、憲法は、国民の自由の確保のために権力者に守らせるもの=立憲主義

立憲主義は、17世紀の思想家ジョン・ロックらによる「社会契約説」を思想的背景としている。

 

日本国憲法の成立

▼1945年8月15日にポツダム宣言を受諾して無条件降伏(敗戦=終戦)をし、さまざまな国内改革を進めることとなった一環として成立している。成立の経過については、「押しつけ」憲法であるとの批判があるが、そうではない。

 

日本国憲法の三大原則

国民主権

▼第一章:天皇 大日本帝国憲法と違って、主権が国民に存することを謳っている。

平和主義

▼第二章:戦争の放棄 第九条・戦争、戦力の放棄。「戦力」の定義と解釈に違いが見られ、常に議論の対照となってきた。

基本的人権の尊重

▼第十三章:幸福追求権など

日本国憲法の章立て

国民の権利と義務

▼国民の義務=教育を受ける・勤労・納税。

国民の諸権利を権力に守らせるためのコスト負担としての納税→

納税を可能とするための勤労→

勤労を可能とするための教育、

という関係となっていること。

国の機関

三権分立 立法・行政・司法が相互に抑制することでバランスをとる

最高法規、改正

憲法の遵守義務等について

天皇、議員、公務員等はこの憲法を尊重し、守らなければいけないこと。

全体の印象

▼会の前半と後半の間に、お二方に「全体の印象」をうかがった。

▼前文が格調高く理想主義に貫かれていてすばらしい。

▼第九条は改正すべきと考えていたが、これを読んで解釈を重ねることが日本人の「あいまいさ」にフィットするのではないかと考えるようになった。

 

反省点

▼主催者がしゃべりすぎ。参加者からの意見を拾うことがあまりできなかった。

今後の予定

▼次回の読書会は「これから読みたい本」をテーマとしたトークを中心として行う。また、新規参加者が一名ある予定。

▼第五土曜日に行う回は、次回は8月31日。『砂糖の世界史』(岩波ジュニア新書)の予定。

 

砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)

砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)

 

 

▼今回のエントリーは以上とさせていただきます。お読みいただき、ありがとうございました。

 

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