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【読書】2019年のトップ5

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▼こんにちは、すたんど(@stand_00)です。今回は、今年読んだ書籍のトップ5(2019年12月29日現在)を発表します。

▼総読了数は43冊。11月と12月が各1冊だけと失速してしまったので、目標の50冊/年には届きませんでした。10冊では多すぎるので、5冊に絞り込みました。

▼記録していた手帳を見て愕然としたのは、その内容を説明できる程度に記憶されていないということでした。ですので、挿入されている感想めいた文章は、読書メーターからの引用となります。なお、記載の順序は読了順であって、優劣ということではありませんのでお含みおきください。

 

 

茨木のり子詩集 

茨木のり子詩集 (岩波文庫)

茨木のり子詩集 (岩波文庫)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2014/03/15
  • メディア: 文庫
 

 

若松英輔さんに誘われて手にした詩集である。滅多に詩を読むことがない私であるので「精確」には読めていないと思う。ただ、読み終えてすぐに再読したくなった。所々傍線を引きながら読んでいるので、その部分を抜書きしてみたくなった。「凛として」「決然と」「生を鼓舞する」と言いたくなるのだが、それを押し殺して、詩人の肉声に耳を傾けたいと思う。谷川俊太郎のまえがき、大岡信との対談、小池昌代の解説を付す。

 

詩を書くってどんなこと?

詩を書くってどんなこと?: こころの声を言葉にする (中学生の質問箱)

詩を書くってどんなこと?: こころの声を言葉にする (中学生の質問箱)

 

 

10日かけて読了。かけがえのない読書体験となった。若松さんの著作は、全編が一つの「詩」であるように思う。形式にこだわらず、言葉にしえない、しづらい「想い」をこそ、言葉に託す。それが詩であるのだと私は読んだ。であるならば、誰にでも詩は書けるし、むしろ書かれなければならないものだと思う。そう日を置かずに再読できるようでありたい。

 

そして、バトンは渡された

 

【2019年本屋大賞 大賞】そして、バトンは渡された

【2019年本屋大賞 大賞】そして、バトンは渡された

 

 

瀬尾さんの著作としては、これが3冊目となる。どれにも共通することではあるが、手に汗にぎる、ハラハラドキドキの事件は起こらない。それでも、3人の父と2人の母とに育てられたという優子の伸びやかさは、秀逸な設定であろう。ここで、「家族とは何か」「愛とは何か」という刃を突きつけるような問いかけをしていないのが、瀬尾さんの美点なのではあるまいか。この作品は、音楽と食事とが重要な役割を果たしている。いい音楽を聴き、おいしく食事ができるというのは、それだけで幸せなことだと思う。

 

モモ

 

モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

 

 

初回は20~30年ほども前に単行書で読んだ。今回は、9月の読書会テキストとして取り上げるので、その予習として読んでみた。モモが人の話を聞いていると、自然と話している人の問題が解決していく。「聴く」ではなく、「聞く」だ。技法的に「傾聴」しているのではないところがポイントだと思う。その点、カウンセリングとは異なるのだと考える。このような、「よく聞く」とはどのようにして可能なのだろう。

 

 「空気」を読んでも従わない

 

この国を覆っている「生き苦しさ」の正体を、中途半端に壊れつつある「世間」と、突然に変わってしまう「空気」とに求めて、それらと戦う方法を説いている本。大人が読んでも十分納得の、独立自尊マニュアル。評判になるわけです。自分が属している「世間」から、他の「世間」を生きている人(=自分から見れば「社会」を生きている人)とつながることで、生きづらさは軽減できると説く。2019年に接した本のうちのトップ3に入るかもです。

 

▼お読みいただき、ありがとうございました。新年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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